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ベトナム、インフラストラクチャ開発を公的資金から民間投資へと転換 -1

Oliver Jones, InfraAsia

ベトナム経済は2000年以降年6.5%の成長率で拡大しているが、インフラストラクチャへの投資と整備は遅れている。このため、インフラ投資に民間投資を導入するためのコンセンサスの形成が近年進んでいる。

2014-15会計年度には250の国営企業(SOE)が上場した。これは2011-12会計年度の25社と比べ10倍である。2011年度から2015年度の5か年計画では、531社の国営企業の資本化(一般にいう民営化にあたる)が計画されている。

特筆すべき民営化案件として、ベトナム空港会社(Airport Corporation of Vietnam, ACV)が挙げられる。ACVはベトナム国内の空港を運営するとともに、ハイフォン港のIPOを2014年に実施した。

ベトナムではプロジェクトベースで資本を調達する方法ではなく、国営企業の民営化に際して出資を得る方式が主流である。鉄道、空港、港湾、発電等でこの方法がとられている。

先月世界銀行と計画投資省により発表されたレポートが、2016-2020年の次期五か年計画の根拠となる。

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