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ADB、PPP プロジェクト準備ファンド創設

Mirzaan Jamwal, Inframation

 

アジア開発銀行(ADB)は、アジア太平洋地域のPPPプロジェクトを融資可能な状態まで準備・形成するための信託基金を設立した。

 

この信託基金はアジア-パシフィック・プロジェクト・プリパレーション・ファシリティ(AP3F)とよばれ、ADBのPPPオフィス(OPPP)が管理運用する。

現在基金の総額はUSD73百万で、日本(USD40百万)、カナダ(CAD20百万)、オーストラリア(AUD10m)からなる。ADB自体もUSD10 百万拠出する。

OPPP加賀隆一室長(写真)は、インフラアジアの取材に応え、USD100百万からUSD150百万の基金をめざし、拠出を検討しているドナー国があると述べている。

現在AP3Fの対象とするプロジェクトは未定であるが、対象プロジェクトはADBが資金調達に参加しているプロジェクトである必要はないという。

AP3Fは政府機関による技術、ファイナンス、法務、および制度に関するデューディリジェンスの支援および人材育成、政策立案向上支援、オペレーション支援、および既存プロジェクトのリストラクチャにも用いることができる。AP3Fは出資額の部分または一部を対象事業から回収するリボルビングファンドとして計画されている。

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